Performing Artist Welcome Seiya & Clown Peer

・風船が持つ不思議な魅力
その可能性にかけて僕は生きる。
・赤い鼻にかける想い
クラウンとして、人として…、
~すべてはお客様の笑顔のために~
◆風船が持つ魅力とは?
僕は風船には人を笑顔にする不思議な力があると思うんです。
なんかこう、言葉ではうまく伝えっれないけど、見ている人を優しくするパワーがあるんです。
ほら、風船を持って怒っている人ってうまく想像できないでしょ!!
風船の形と同じように、見ているだけで心も丸くなるような、風船だけに角が立たないっていうか(笑)
だから僕のショーではお客さんの笑顔が多いんです。
爆笑!?とはちょっと違った、微笑み(スマイル)のパフォーマンス。
それはきっと幸せのパフォーマンスだと思うんです。
◆バルーンパフォーマンスとの出会いは?
「舞☆夢☆踏」にてパントマイムを習い始めてから一年を過ぎた頃に、初めてハッピィ吉沢よりクラウンとしての仕事をいただきました。その時のパフォーマンス条件が「バルーンアートをパフォーマンスに取り入れること」でした。
風船を触ったこともない自分にとってはとても不安でしたが、早速、風船を200本購入し、1週間毎日風船をひねり続けました。最初はよく割れて、恐かったのですが、100本を超えたあたりでいつの間にか風船の魅力に取りつかれていました。気が付くと部屋中風船だらけになっていましたね。
初めてのパフォーマンスで作ったのはたった二つ、真っ赤なプードルとバルーンフラワーでした。
それからというもの、この二つは僕のショーでは欠かせないものとなり、今でも作り続けています。
プードルの散歩はクラウン・ショー定番のオープニングに!
バルーンフラワーは大道芸のラストパフォーマンスにまで昇華されました。
この二つは僕のパフォーマンスの原点です。
思えばバルーンアートだけでなく、クラウンメイクなどもこれが初挑戦でしたね!
赤い鼻も手作り、衣装もあり合わせでしたが、ここから僕の赤い鼻の人生が始まるんですね!
◆パフォーマーとして生きる。
僕は昔、稽古中に大きな事故にあってしまい脊髄を損傷、全身麻痺になったことがあります。入院して間もなくは指一本動かすことができませんでした。パフォーマンスの復帰どころか、車椅子生活も覚悟するように医師に言われ、指を動かすリハビリから始めました。下半身の麻痺はそう簡単には治りませんでしたが、腕の麻痺は思ったより早く良くなり、早い段階で指先は自由に動くようになりました。その時に病院のベッドで思ったことがあります。
「指が動けば風船がひねれる。バルーンアートができるのならば車椅子生活でもパフォーマンスができる。車椅子で全国の病院に風船を届けるクラウン!そんな人生も夢があっていいな!」
そう思った時、「この仕事が自分の天職なんだな!」と実感しました(笑)
そして、幸運なことにその後、お医者様も仰天のスピードで回復し、現在もクラウンとして、パフォーマーとして今を楽しく生きています。